Lawyer & Tax Accountant
菱田 健次
- 資 格
- 弁護士、税理士
- 所 属
- 京都弁護士会
- 出 身
- 京都府京都市
- 出身大学
- 一橋大学法学部卒業
- 受 賞 歴
- 京都府自治功労者表彰(1990年7月12日)
(叙勲)旭日双光章受章(2021年4月29日)
- 趣 味
- ハンドボール、ストレッチ体操、旅行
私菱田健次の基本姿勢について
- 1 私は、弁護士法に基づく弁護士であり、弁護士法第1条第1項にはその使命を「基本的人権を擁護し社会正義を実現すること」と定められ、また同法第2条に職責の根本基準を「常に、深い教養の保持と高い品性の陶やに努め、法令及び法律事務に精通しなければならない」と定められています。
- 2 また、私は京都府議会議員として4期11年の長きに亘り(警察常任委員長、総務常任委員長及び京都国体特別委員長を歴任)、住民福祉の増進と京都府の発展に寄与した功績から京都府自治功労者表彰を受け、顕著な功績を認められて、旭日双光章を受賞しました。
- 3 私の上記経験から学んだことは「信義誠実」の大切さであります。
- (1) 現在は「VUCA(ブーカ)」の時代といわれ、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの要因により、現在の社会経済環境が極めて予測困難な状況に直面しており、「想定外の事象」が目まぐるしく生起する時代であります。その中にあって「不易流行」という言葉がありますが、「流行」の世の中にあって「不易」として「変化させるべきでない価値」があります。それが「信義誠実」に生きるということだと考えます。
- (2) 民法第1条第2項は「権利の行使及び義務の履行は信義に従い誠実に行わなければならない。」と規定し、法律一般の基本原則を明記しております。
- (3) 「陰陽五行」の東洋思想では、「仁義礼智信」の五徳について、「仁徳(全てに対し慈しみを与えること)」、「義徳(正しいことを勇気をもって貫くこと)」、「礼徳(礼儀礼節を尽くすこと)及び「智徳(勉学に励み知識を得て、智恵を働かせること)」の四徳が備って「信徳(信義誠実を尽くし、信頼を得ること)」に至ると教えています。
- (4) 西郷隆盛は「敬天愛人」を、夏目漱石は「則天去私」をそれぞれ座右の銘としていました。「至誠通天」(至誠は天に通ず)という格言もあります。
そこで、「天」とは何かということですが、私は「宇宙の摂理」を意味し、多様な星、星座、銀河等の天体や花鳥風月等の森羅万象を包摂した「多様性と調和と秩序」と理解します。
- 4 以上のことから、私は弁護士として法律事務を処理していく中で、「浄(じょう)(清く)」「明(みょう)(明るく)」「正(せい)(正しく)」「直(ちょく)(まっすぐに)」の精神を根幹に据えて、枝葉に及ぶ多様な利害得失を調整し、紛争を均衡のとれた形で適正に解決し、よって社会に貢献するために、信義誠実を旨として「調和と秩序のある平和な社会」の実現に寄与していきたいと思っています。
略歴
- 1951年1月
- 京都市中京区に生まれる。
- 1969年4月
この年は学園紛争が過熱化し、東京大学の入試が中止された歴史的な学年である。 - 北野幼稚園・朱雀第二小学校・同志社中学・高等学校を経て一橋大学法学部に入学。
大学時代はハンドボール部に在籍し、関東学生4部リーグから同2部リーグへ躍進する(現在、関東学生リーグには7部のリーグがある。)。
- 1974年3月
- 一橋大学法学部卒業。
一念発起し、司法試験に挑戦する。
- 1978年10月
- 司法試験に合格し、司法修習生33期生となる。
- 1981年4月
- 弁護士に登録、弁護士として活躍
- 1982年4月
- 京都府議会議員に初当選。
その後、4期当選を果たす。
府議会では警察常任委員長・総務常任委員長・京都国体特別委員長を 歴任。
- 1990年7月12日
- 京都府自治功労者表彰
- 1992年10月
- 税理士に登録
- 2021年4月29日
- 旭日双光章 受章
現在に至る。